ひろプリ50

ひろがるスカイ!プリキュア50
第50話 無限にひろがる! わたしたちの世界!

圧巻の最終回…最高の絵と、別れの描写…泣けてくる。

最終回のご褒美戦闘パート。敵の大蛇はスキアヘッドが転生したものだった。
プリキュアの必殺技の応酬でダメージを与え、最後に向かった先はカイゼリン…。
カイゼリンを乗っ取って最後の足掻きを起こそうと思ったようだが…カイゼリンは屈しなかった。
カイゼリンの心はもうすでに、澄み切っていた。プリキュアたちを友達として認め、闇の力には染まらなかった。

必殺技の応酬には芳山さんの作画があって、こういうときに本当に輝く、熱のこもった絵だと思った。
芳山さんの絵は、影の描写を強く出していて、自分の輝きで影になる部分もあることに気づかせられる。
また、時間の使い方も特徴があって、よく動かす部分はしっかり動かして、そうでない部分はかなりコマを減らしている。それで躍動感のあるアニメーションになっている。
パッと見ただけで芳山さんとわかる特徴的な作画で、大事な場面で感動を生むのに一躍買っていると感じる。

敵を倒したあとは、敵軍団の新しい一歩を描くシーン。アンダーグエナジーのもとにありながら、スカイランドとは和平を築く。敵軍団の瞳には光が点り、ポジティブに未来を語る。ひねくれ者のバッタモンダーは、待遇の話なんてしちゃってるけど。それならソラシド市に来て、ましろと絵本を作ってほしいな!!
元々幹部みんな、悪に染まりきれなかった、抜けたところがあるから、ちょうどいいところに収まった、彼らが彼ららしい生き方ができそうだなと感じた。

そして…別れの時。ソラとツバサはスカイランドに帰らなければいけない。
ツバサとあげははお互いの気持ちを確かめ合った。
ツバサは立派な大人になる!とあげはに告げた。
それは文字通りだと思うけれど…ちゃんと迎えに行ったげなよ!ツバサ!
本当に尊い2人だった。最後まで少年呼びで、多分これからもずっとそうだろう。だけどそれがいい。
すでに賢者として大きな仕事を成し遂げているツバサを、あげははしっかりと認めている。必ずまた会える。

そして…名残惜しい気持ちに整理がつかないのがましろ
ソラにもっとソラシド市に居てくれないかと懇願し、最後には泣き出してしまう。
この一年で太く強く繋がれた絆は、寂しい気持ちに転化する。
ソラはその気持ちを受け止め、ましろを支える。
ましろは、絵本作家という夢を追うとソラに告げる。

別れのシーンは全編に斎藤さんの美しい作画が付き、とても感動的だった。

まあ、すぐ次の日に帰ってきちゃうのがひろプリらしいね。
最後はヒロガリズム。これは誰もが予想するところだったろう。
明るくて、大きく広がる未来に向かって進んでいこう、というメッセージは、ヒロガリズムがぴったりだ。
バックにはましろの絵本、プリキュアたちの物語を描いた絵本で演出される。
プリキュアとの出会い、敵との戦い、そして和解。
これからのプリキュアたちの明るい未来を感じられる、美しい最終回だった。
今回は次作、わんだふるぷりきゅあ!とのバトンタッチの小話はなく、エンドロールでの挨拶だけだった。
小話がないのは、異世界の要素が強いひろプリの世界観を壊さない、良い選択だったと思う。

このブログとしては…終盤の数話を残して最終回を迎えてしまった。
必ず途中の回も書くから待っていてほしい…。
わんぷりについてはどうだろうね…でも、流れで書くと思う。
ひろプリの全体的な振り返りや、全プリキュア 20th Anniversary LIVE!についても書きたいな。
毎週ブログを書く習慣を無くしたら、大事なものを失う、日々にメリハリがなくなりそうで、だから続けていきたい。
てか、他のアニメの感想も書いていいかも。
オトナプリキュアの感想も中途半端だったっけ。
このブログも、明るい未来に向かっていろんな活動が思い浮かぶ。
とにかく、ひろプリ、ありがとう!

それではまた来週!