ひろプリ19

ひろがるスカイ!プリキュア19
第19話 あげはとツバサ、カラフルにアゲてこ!

上質なあげツバ回だった。
あげはの世話焼きにどうしても反抗してしまうツバサ。その理由は、親のお節介を思い出してしまうからだった。
その反面、あげはの頑張りすぎてしまう側面を目にしてしまう。あげはは、スカイランドの親元から離れて頑張るツバサやソラ、エルちゃんを心配して、目いっぱいお世話をしようとするのだった。
でも、みんなを優先し自分の仕事を後回しにしてしまうあまり、深夜まで活動することになってしまう。結果、寝落ちしてしまったところをツバサに見つかる。
心配するツバサはあげはに、自分にもっと頼って良いと伝える。
あげはは子どもたちへの壁画をツバサやエルちゃんと描くことで、ひとりだけで頑張る必要はない、みんなで協力してもっと良いことができると強く感じることができたようだ。

そこでバッタモンダーが登場、ウィングとバタフライは、協力して戦い、ときに頼り合い、絆が深まったようだ。今回は戦闘が長めだったし、その中でふたりの絆が深まるところをしっかり描いていて、理想的な戦闘シーンだと思った。戦闘を、敵を倒すだけの時間にするのではなく、我々視聴者に新たな情報を伝える機会にしてくれるのは良い演出だと思った。

そして、バタフライの新アイテム、ミックスパレット。スカイやプリズムのようにアップドラフトシャイニングはできなかったが、味方を強化する力を手に入れた。プリキュアとしては強化技はなかなかレアではないだろうか?
そして、ふたりの浄化技として、プリキュアタイタニックレインボーアタックができた。ウィングが火の鳥となってかっこよくバタフライを乗せ…プニバード族の姿に戻って相手を押しつぶす。面白いwちょっと抜けている、頑張りとは裏腹に可愛くなっちゃうところがウィングの魅力だよなぁと思った。

最後には、あげはさんはひとりで朝ご飯を作るのではなく、みんなで協力して作ることになった。適切に甘えられるようになったのかもしれない。自分だけで頑張るのでなく、みんなで協力できるようになったのがあげはさんの成長なのかもなと感じた。

あげはさんの世話焼きにどうしても反抗してしまうツバサくんの理由もわかって、それは親に子ども扱いされることがいやだったのだけど、理由に気づけたのは良かったと思う。
でも、これからもあげははゼロ距離でお節介してほしいし、ツバサくんも適切に反抗してほしいなぁ。それがあげツバの神髄だから!!そして時々ツバサくんに受け入れてもらえたら嬉しくてもうだめですよ、これだよこれこれーってなる。あと、あげはさんも時々ツバサくんに甘えてもらいたいな。うっとうしがらも本当は信頼しているし、心配もしているツバサくんが本当に可愛い。もうすでに、お互い背中を預けられる関係だと思うし、男子と女子とか恋愛感情とか関係なしに深い関係性を築けるふたりだと思うから、これからもどんどんあげツバ供給お願いいたします。もちろん、ほかの関係性、ましろとあげはとか、ソラツバサのスカイランド組とか、知りたい、深めたい関係性がいっぱいあるので、えー1年で終わらせるなんてもったいない、ってまだ半年も経っていないのに考えてしまうのです。それだけひろプリのキャラクターはお互いが立っていて、どんな組み合わせでも全然予想できない新しい化学反応が生まれると想像できるんだよね。
4人の描写を深めるために、敵組織の描写は少なめなのかも、と思ったのでした。もちろん、敵サイドの目的や力、黒幕も気になるところだけど、いまはプリキュア4人の関係性をじっくり見ていきたいと思っているのでした。

バタフライの浄化技が1回しか見られなかったのは少し寂しいことではあるものの、あげはとツバサの絆が強まったのが、2人技によっても感じられたのが良かった。

今日のエンディングはキュアハッピー。ほんと可愛い。大きな髪型と、濃いめのピンク色、そして、福圓さんのお声が最高すぎてもう最高すぎるよ…。
逆算して考えると、全プリキュアがエンディングに出るまではヒロガリズムのままだと期待していいのかな…?もしそうだと、前期EDが半分以上占めることになるね。ありがたい話だ…。

来週はましろんの夢の話。絵本作家になりたいという夢を、みんなで応援する話になりそう。運動会の回から、ましろの内に秘めた強さとか、純粋な思いというのが伝わってきて、良い、ほっこりとしたお話になりそう。そう考えると、プリキュア4人はみんな絵が描けるんだな…。パレットがアイテムになったし、そこは狙ったところがあるのかもしれないね。

それではまた来週!