キボウノチカラ1〜3

キボウノチカラ〜オトナプリキュア'23〜 1〜3
1 ミライノカタチ
2 ケツイノスガタ
3 ココロノキオク

プリキュア版魔女見習いをさがしてだった。
大人になっても、いや、大人になったからこそ悩みも大きいプリキュアの6人。
そこに現れるシャドウを前にして、かつてのプリキュアは再び変身する。
敵を打ち倒し、悩みも乗り越えることができた、そういった流れ。

勝手な予想だと、もっと人助けする話だと思っていた。
大人になって成長した6人が、悩み苦しむ人々を助ける、そんな話。
でも、蓋を開けると世界は狭くて、世界のほとんどは6人(の飲み会)で構成されているし、話の流れも彼女たち本人の悩みが軸となっていた。

それでいて、その悩みは、かれんを見ているとハッピーエンドが多そうである。のぞみは結局解決していないから、彼女自身の気持ちが改まったところがゴールっぽいけど。
何を言いたいかというと、魔女見習いをさがしてと比較して少し弱いと感じてしまうな、と。
魔女見習いをさがしての深いところは、主人公たちが何かを失うところで、そしてそこから彼女たちの意志で一歩踏み出すところにあると感じている。
このキボウノチカラにも、そういった、大人ならではの成長を感じさせてほしいな、と思うのだ。
そして、それは今のところ実現しそうにないところが、少し悲しい。正直薄っぺらさを感じる。

つまらない作品とは全然思わないけどね、でも良い食材があるのにうまく料理できていない感じを受けてしまう。

では個人的な見所はどこに置くか。
劇伴ですね!
佐藤直紀さんの劇伴はやはり最高ですね…。
新規楽曲は音の隙間の空気感が非常につややかで、空間の広さを感じさせてくれる。
過去曲は太くて綺麗なメロディがガンガン牽引していく、まさに歌謡曲のような楽曲で、今でもまったく色あせない。
しかしアイキャッチを昔のまま持ってきたのは驚いた。あんなのわくわくしちゃうって。
変身曲はもちろん、自分が大好きな曲、ミルキィローズの変身曲が聞けてほんとに幸せでした。フレーッシュ、フレーッシュ、フレーッシュ(すみません)

週末の楽しみとして、まったり見ていくから、楽しみにしてるね。
それではまた来週!