ぼっち・ざ・ろっく!(物語編)

ぼっち・ざ・ろっく!、アニメ完走しました!
全体的には…楽曲がかーなり最高、お話はそれなり、といった感じかな。

どうしても、4コマ漫画というところもあってか、キャラ付けが濃い味だったなと思う。
かといって、その味付けである理由がない、なんなら高校生である理由も、女子である理由さえも感じることができなかった。
特にきくりさんが酒を飲んでいるのなんて4コマでのエピソード作りにしか感じられなかった。
ひとりちゃんが陰キャなのも理由がそれほど感じられなかった。ただ、書く歌詞が暗いというのはよく特徴が出ていて良かった。

結局のところ、売れ線で女子高生のバンドものにしつつ、同出版社の作品である「けいおん!」との差別化を図る、そのバランス取りの中で生まれた作品のように感じた。

対比の例として、学校の部室での団らんがメインのけいおん!に対して、ぼざろはスタジオでの交流がメインとなっている。
こうなると、スタジオなら高校生である必要なくね?と感じてしまう。

こんな感じで、良いところも悪いところも含め、けいおん!とは別路線を、踏まれていない新雪を探してさまよう作品のように感じられた。

全体的な流れとしては、ぼっちちゃんから始まった物語に、人が集まってバンドとなって、少しずつ絆が深まっていき、最後の文化祭ライブでひとつになる、というもの。
特に、全体を通して、ぼっちちゃんと喜多ちゃんの成長がものすごく感じられた。

物語の面白さは★★★☆☆かな。
「あの」ぼざろ、みたいに期待を持ちすぎていたところはあったかもしれない。でも、これからも頑張っていこう、というからっとした終わり方には、(もちろん2期を見据えているのはわかっていても、)少々肩透かしを食らった感はある。
でもわかんないよね。けいおん!にめちゃくちゃはまってたのがもう15年近く前で…その頃見たらめちゃくちゃ入れ込んでいた可能性はある。年を取ったことも、変な冷静さをもって作品を見ちゃってる原因になっているかもな、と思ってる。

好きなキャラは喜多ちゃんかな!歌がうまい人が大好きだから!!
あ、あと作画も全然乱れることなくて、最近のアニメは本当にすごいなと思った。演奏の映像もしっかり手や指が動いていて、引き込まれた。

そんなこんなで物語についての感想でした。
劇中の楽曲についての記事も書きたいな。気長にお待ちくださいませ。
それでは!