デパプリ15

デリシャスパーティ♡プリキュア15

今回のデパプリはここねの成長にフォーカスした話。
キャラクターが全員揃ってきて、ひとりひとりの小さな成長を描く感じ。
プリキュア中盤の定番といったところで、自分はすごく好みな話。
今年は東映アニメーションさんの事件があり6週もスキップしたところからすると、まっさきにこういった個人にフィーチャーした回は削られるかもと思ったけど、そうでなくて安心したな。
本音は、話数、減らさないで。だけど、真実は神のみぞ知るですわね。

学校の給食が一日中止となり、その日はピクニックとすることになった。
ここねちゃんはクラスメイトのみんなからランチに誘われて、気合いが入る。
3人で協力して、ポテトサラダ入りのサンドイッチを作っていざ出陣。

でも、ここねちゃんはクラスメイトと話すことばかりに集中してしまう。
ここねちゃんは、話すことも食べることもままならず、疲れてしまった。
もーめちゃめちゃよくわかる。コミュ障あるあるって感じ。
どうしても張り切るというか、緊張するよね。

そんなここねちゃんを救ってくれたのが、なんと彼女の執事の轟さん。
ソロもぐちゃんというキュアスタアカウントまで携えての登場。
轟さんは、食事自体だけでなく、食器や彩りにもこだわりをもって投稿しており、らんちゃんもフォローしているみたい。

轟さんはここねちゃんの苦しみに気づき、とある場所に連れて行く。
自身も食事を楽しめるようになったきっかけとなった、ホットドッグ屋さんだ。
仕事の忙しさで食事をおろそかにしていた轟さんは、ホットドッグの彩りや全体的なコーディネートに魅せられたという。
そこで、食べることの楽しみを取り戻せた。これはひいては落ち着いた時間や、自分のリズムも取り戻せたんだと思う。
ここねには、まずはひとりでの食事から、ゆっくりじっくり楽しむことをアドバイスする。
大丈夫だよね。ここねちゃんなら。
きっと自分のリズムは持っているから、一人で見つめ直して、リズムを取り戻せると思う。
そもそも、みんなにランチに誘われるくらいだから、みんなと仲良くなれる下地はもう完璧にできているから。
いつも通りでいいんだ、自分らしくていいんだ、と気づかせてくれる良いお話でした。

戦闘はスパイシーの機転が利いて、というか物理演算が高等で、ウバウゾーを倒すことができた。さすが。そしてソロのミキサー。ありがたや。
ブラックペッパー改めブラペは、しっかりしたスパイシーの戦い方に出番なし。やるじゃん、スパイシー、と漏らす。
あれあれ?ブラックペッパーとスパイシー、ふたりともピリッと利かせるタイプの名前じゃん。お似合いなんじゃないですか??そしたらゆいはどうなります?うふふふ???ゆいよりは三億倍は恋愛へのアンテナがありそうな拓海。なんだか気になりますねえ〜〜!

最後には、らんちゃんにはソロもぐちゃんの正体が明かされずに終わる。
プリキュアらしいよいオチね。
今回はらんちゃんの美脚、美尻がまーじで極大値で拝み倒した。冬でもショーパンでいてほしい。いや自分キモいけど、シンプルな線で美しいものが描かれるって最高じゃないですか…!ほーんとやばかった。ありがとうございました。

さてさて、ここねちゃんの張り切ってしまう姿、そして気づかずに空回りしてしまう姿は本当にシンパシーを感じてしまう。
苦しんでいるとき、何かがうまくいかないときって、どうしても自分で気づくことができなかったりする。
そして、どうにかしようと思ってやったことが、全部空回りしてしまう。
そんな苦しみに気づいて言葉をかけてあげられる、それが今回は轟さんだった。
自分も誰かの苦しみを救える人になりたいし、自分の苦しみを相談できる相手がいっぱいいると良いなと思う。
自分はどうしても交友関係を狭めてしまうタイプの人間だから、友達を見つけるのは大変かもしれないけど。
自分の周りに置いていられる、自分の目の届かせられる情報の量って、人それぞれだと思う。
そして、自分はそれが少ない、狭いと、最近よく感じる。
フォロワー何百人、いろんな人とメンション送り合う仲、みたいなものは憧れたりもした。でも自分には無理だな、とわかってきた。
自分は深く狭くの人間関係でいい。その数少ない人同士で、話題を深めていけることが楽しいと感じる。
そういうところは、ここねちゃんに似ているのかななんて思い、勝手にシンパシーを感じている。

もう一つ、自分が苦しんでいるときに自分自身で気づくのは本当に難しい。
自分の苦しみを見つめることを、どうしても避けてしまう。
これは今までそうしてきた、自分を守るためにやってきた思考の癖で、どうしても苦しみから目をそらしてしまう。
自分でよくやってしまうのは、安易に解決策を考えようとし、またそれにしがみついてしまうこと。
たとえばなんだろね、あんまり良い例じゃないかもしれないけど、ものをなくしたとき。
やばいやばいとわちゃわちゃと探してみたり、イライラしたりしちゃう。
でも、まずは困ったね、どうしようね、と自分をいたわることができていないな、と。
だって友達が困っていたら、どうしたの?それは困ったね、と声をかけられるのに、自分が相手だと、自分をいたわることができなくなってしまう。
多分その積み重ねで、自分の気持ちに気づくことが、少しずつできなくなっているのかなと感じる。
ちょっと自分のことに投影しすぎかもしれないけど、わたしもいま苦しみが深いところで…ということでご容赦ください…。

さて次回はらんちゃんの小さな成長の回みたい。
らんちゃんが自分のことを変?なんて言っちゃう。
天真爛漫ならんちゃんにはもっともほど遠いセリフのように思えるけど…彼女の悩みも気になる。

今日もDELICIOUS HAPPY DAYS♪聞いてあったかい気持ちでやっていきます。
それではまた来週!