ひろプリ16

ひろがるスカイ!プリキュア16
第16話 えるたろう一座のおに退治

シリアス回の後の日常回は良いものだなぁ。
前回は大事な人を失ったり呪われたりした回だったから…こういった回に元気づけられる。
プリキュアはこういった視聴者のテンションにも気を遣ってくれているところが好き。

今回は、エルちゃんが悲しんでいるところをみんなで人形劇をして元気づけよう、というお話。
そもそもエルちゃんは親元を離れていたのに、全然不安がることもなく良い子にしていた。それがまずすごい。フィクションといえばそれまでだし、嘘と言えば嘘ではある。そもそも赤ちゃんの描写を本気でやってしまうと必ず嘘が出る。赤ちゃんの世話だったり困ったりする部分をはしょらなければいけない。自分は赤ちゃんが出てくるアニメは少し苦手。だって間違いなく嘘、というか赤ちゃんの綺麗な部分しか写さないところが欺瞞だと思うから。でもやっぱり赤ちゃんは女児向けアニメに多く出ると感じる。人気なんだと思う。人気なのはなぜなんだろう。小さい女の子にも母性があるのだろうか。おままごとでも赤ちゃんの世話はある。自分が赤ちゃんだった頃の記憶が残っているのだろうか。とにかく、女児アニメは全般が大好きなのだが、その点だけは自分は相容れないものを持っているという告白だったのでした。はい次。

人形劇のネタとして選ばれたのはももたろう。大丈夫か?ドンブラ勢出てきてないか?
桃太郎はエルちゃん、えるたろうとして鬼退治に向かう。鬼はあげは姫をさらったことで旅に出ることになる。えっそれってあげは姫がみんなのピンチに覚醒してプリキュアに変身しちゃうんじゃない?と深読みしてしまった。ちょっとドキドキしてた、この日常回で変身ってある?とちょっと混乱した、それはなかったわけだけど…。
犬のソラ、これがとても似合っている。とても従順なところがそれっぽい。ワンって言いそう。サルのましろ。これはちょっと笑った。全然それっぽくないw消去法でサルになるの仕方ないけど。最後はキジのツバサ。もうこれやりたかっただけやろといわんばかりの本人具合。これだけでも楽しいけど、物語中にひろプリ流のギャグも時折突っ込んでいて楽しかった。
途中でソラたちの不安がエルちゃんに伝わってしまい、エルちゃんが泣き出してしまう。小さな子どもの感性豊かなところを描いていて良いシーンだった。今度は逆に、エルちゃんからソラ、ましろ、ツバサの名前を呼んで、みんなを元気づけてくれた。心がほっこりした。

あとは鬼のランボーグが出てきて倒して任務完了。浄化エネルギーを溜めるシーンがあってこれも良かった。今回は敵が出る前に大抵の話題を語り尽くしていたので、話の流れがわかりやすく良い回だと思った。

今回大きな進捗だったのは、敵を浄化することで呪われた王様たちを治すエネルギーを溜めることができるとわかったこと。ただ、ヨヨさんがアンダーグ帝国のことを見つめてため息をつくシーンは少し気になる。ヨヨさんはアンダーグ帝国と関係があったのか、昔戦ったことがあったのか、それが引っかかった。
とにかく、敵を倒すことに意味ができたことは良かった。ひとまずの目標として、王様たちを治すことを目指せるのは良いことだ。見ている側のモチベーションにもなる。

例年だと、もう追加戦士が出てきても良いタイミングだけど、まだ出ていない、どころかあげはさんも変身していない。
これはプリキュアとしては結構挑戦的な構成ではないだろうか。
おもちゃの展開も踏まえて、例年6月頃には追加戦士が登場するのだが、今回はその6月の枠にはバタフライがくるのだろうと思う。それでは追加戦士はどうなるだろうか?全員技アイテム登場のタイミングだろうか?すると9月くらいか。それでもそれなりに半分くらいなんだよね。いいんじゃないでしょうか!元々追加戦士が登場するタイミングでEDが切り替わって自分としては悲しすぎたから、自分としては前期EDが長く放映されることは嬉しいこと。今年もヒロガリズムが本当に良い曲だから変わってほしくない…。デパプリのDELICIOUS HAPPY DAYSのときはフィナーレ追加しても映像差分を作ってくれて数話延命してくれて本当にありがたかった…。と、追加戦士ありきで語ってしまっているけど、いないのもアリだと思う。この4人でも十分ストーリーは作れそうだなと思う。ソラシド市出身が2人、スカイランド出身が2人、それぞれの世界を語ることがあり、情報量がものすごく多いから。いろいろ語ったけど、どんな展開になっても追い続けます。それが大きなオタクとしての礼儀ですね。予想したりするのも少し礼儀に反しているかもと思ってます。とにかく今年の展開は楽しいです。引き続きよろしくお願いします。

次回は運動会の話題。ましろにスポットライトが当てられる。
確かに最近はウィングの追加、ソラとスカイランド、シャララ隊長との話題が多く、ましろの描写は少し控えめになっていた印象だから、ちょうど良いタイミングだと思う。
その次くらいでバタフライ登場かな…。

それではまた来週!