ひろプリ13

ひろがるスカイ!プリキュア13
第13話 届けて!はじめてのおくりもの

そういうことだったのか…贈り物を届けることで、みんなの別れの重さを表していたのか…。
普通の日常回だと思っていたけど、そうではなかった。
とあるおばあちゃんが贈り物を渡したいけど渡せない、涙を流しそうになるから渡せないその葛藤を、やがて来るソラたちの別れに重ねて伝えるお話だった。
本当に涙腺に刺さった。涙がこぼれた。

初めて立ち上がることができたエルちゃん、記念に彼女の靴を選ぶ3人。
しかし、エルちゃんが気に入る靴はない。
唯一エルちゃんが気に入った靴は、別のお客さんが買おうとしていた靴だった。
そのお客さん、おばあさん(といっても50歳台のようで全然お若い)は、なぜかその靴をソラたちに譲ってくれた。
なぜだろう…彼女も誰かに渡すために買っていたはずなのに。
ソラたちはおばあさんを探し出すことに決める。

折しもヨヨさんはソラシド市とスカイランドを繋ぐ扉を開くことに成功する。
そして、ましろと、スカイランド人であるソラとツバサはもう一緒に住めない、2人はスカイランドに帰ることになる、と伝える。
ソラとましろはまだその重さを実感できていないようだった。
別れの重さ、つらさを教えてくれたのが、靴を譲ってくれたおばあさんだった。

おばあさんは、孫に靴をプレゼントするつもりだったが、腹を決められずにいた。
孫の家族は海外転勤でいなくなってしまうのだ。
この靴をあげたら、おばあさんは泣いてしまう。
それが怖くて、つらくて、それならもう見送りさえも欠席してしまえばいい、そう考えていた。
でもソラたちは、後悔するからちゃんと会って渡した方がいい、と伝える。
出航の時間は近い。ソラとましろは変身して、おばあさんを連れ、空港に向かう。

おばあさんは無事、孫に靴を渡し、家族に別れを告げることができた。
その目から涙があふれた。
それを見守るソラとましろにも、自分たちに重なるところを感じ、涙を流す。

カバトンがいなくなり、インターバルのような回を想像していたが、思っていた以上に重く、心に刺さる回だった。
戦いのためでなく、人助けのために変身するのも、ヒーローのあり方を体現していてとても良かったと思う。
変身によって、戦うことのできる力を得る。でも必ず戦わなければいけないわけではない。
この人助けは、今年のプリキュアを象徴する変身になっていくように感じる。
そして、女の子だって暴れたい、から、戦うことだけがプリキュアじゃない、というふうに変わっていけたらまた物語の幅が広がる用に感じた。

来週はいざスカイランドへ。ソラ、ツバサ、そしてましろがエルちゃんを連れて向かう。
別れはあるのだろうか、ソラとましろの絆はどうなっていくのか…。
予告には新たな敵幹部が見えたが…。

この回は普遍的な話なのと、ソラたちとの状況がぴったり重なるところが涙腺に響いた。
本当に素晴らしい回だった。
自分の頬にも大粒の涙が伝ったよ…。
ちょっとだけ余韻を感じながら、また来週…!


追記
放送終了後にはてなの不調で全然アクセスできない状況に至っていた…
原稿は書いていたけど投稿は今になっちゃった。はてなでもこんなことあるんだね。GWの初めなのにお疲れさまでした。