デパプリ05

デリシャスパーティ♡プリキュア05
ここねちゃん…何もかも好きなんだけど…
今日はここねちゃんの内面掘り下げ回。
ここねちゃんは人見知りで、ゆいにまで距離をとってしまう。
今まで遠巻きにされていた経験しかなかったのか、明らかに好意的なゆいちゃんにも近づき方がわからない。生い立ちの差から生まれる気持ちのすれ違いに同情しちゃう。

マリちゃんはそういうところよく気づくタイプで、ここねに避けられていると気をもむ。
そこから、買い物に行こうと提案する。
ここねはここねで、人と仲良くなる方法を本で読んだりしていて、健気。
ここねは、ゆいとマリちゃんに名前で呼ばれて嬉しくなるものの、ここねから名前呼びはできずにいた。

ここねちゃんは、焦っていた。失敗を怖れていた。
リップを強引に勧めたり(強引だなんて彼女の思い込みなんだけど)、にんじんを張り切ってむきすぎたり、失敗続きだと感じていたここね。彼女は戦闘で挽回したいと、独走してしまう。
友達になって、仲良くなれそう、そんなときだったからこそ、嫌われたくなかったし、そうならないように張り切ってしまった。
キュアスパイシーに変身したとはいえ、ひとりではウバウゾーに太刀打ちできない。
一度距離をとり、そこで話をする。
プレシャス「だって あたしたち友達でしょ」
マリちゃん「そうよ 失敗したくらいで きらいになるわけないでしょ」
今週のベスト台詞。ウルッときた。
再び飛び出すスパイシー。でももう心配することはない。
冷静に戦略を立て、プレシャスと協力し、ウバウゾーを倒すことができた。

孤独ゆえに知らないことが多いここねちゃん。天真爛漫なゆいちゃんが、彼女の心を少しずつ照らしてくれると思う。
学校でも、等身大の自分を出せるようになるといいね。

失敗すると嫌われるというのは思い込みだけど、自分もそんな思い込みに負ける。
失敗することが本当に怖い。
失敗しないように、相談できずに抱え込んだりする。
なんなら失敗を隠すこともある。

また、自分にはもうひとつ思い込みがある。
嫌われたらだめ、というのも間違っていた。
嫌われても人生なんとかなる。環境を変えてもいい。
実際、環境を変えたとき、新鮮な体験が沢山できた。
それまでの環境では、自分は否定されてばかりだった。
なにもしゃべることが許されていない、と感じていた。なぜなら否定されるから。
なんなら、ハンバーガー理論担当だと思っていた。
適当な案を出して、そうじゃないでしょと上書きされる。そういうもんだと思っていた。
それが、環境を変えたら、自分の意見でも受け入れられた。
なんなら変だとも思った。しゃべっても否定されない。
人間性のない環境から、少しずつ人間として認められるようになってきた。

そこからまたいろいろ変わり、今も、少しつらい環境になっている。
自分の悪い思い込みも、また頭をもたげてきている。否定されたくない。失敗したくない。
今の自分に、ゆいやここねのようにできているわけじゃない。だから、これは自分への声かけだわ。

最初の苦しみにも、自分の思い込みがあったと最近は思えてきた。
否定されてはいたものの、それは嫌いとか、自分の人格まで否定するものではなかったんだと今では思える。
時間が経って、ようやく見つめ直せたのだろうか。
でも、また同じ環境に戻ったら、苦しむんだろうと思う。
そこもまた、抗うのは難しい。
自分の性格も、そうそう変わらない。そこまでも受け入れられる感覚が自分にも養われてきたということかな。
だめなことがあったとき、自分が悪いと思っていた。そして、自分を変えれば解決すると思っていた。
でも、そうではない、自分だけが悪いわけじゃないし、自分もそうそう変えられない。
相性もあって、どうしようもないこともある。
だから、今の自分を否定して、変えようと思うこともない、と感じる。
それも…落ち着いてこうやっていられるときだけかもしれないが。
今は…やっぱり自分が少し嫌い。
少しずつ好きになりたい。
多分、それは結構つらいことだと思う。自分が自分を嫌っている内容を掘り下げなきゃいけないから。
見たくない部分を見なきゃいけないから。
見たくないから、嫌いと言ってレッテル貼りして考えないようにしていたんだから。

こんな日記も、いつか笑って読み返せたらいいな。