トロプリ45

トロプリ45

ネタバレあるよ
べらぼうにエモかった
バトラーとの最終決戦、敵との和解、トロフェス準備ともりだくさんの回。
プリキュアの終盤のスピード感は毎年のことだけど、今年はなおのことそれを感じた。
スタプリみたいなライバルキャラや、ヒープリのような因縁キャラがいないぶん、少々唐突な感じもあったが、それでもバトラーはラスボスとして大きく立ちはだかってくれた。
そのバトラーも倒れるときはあっけない。
それは今年のプリキュアらしさでもあったと感じた。
敵を殴る、ダメージを与える、戦う、その過程は必ずしも必要なくなったんだなと感じた。
むしろ彼女たちに大事なことはその先のこと。だから戦闘も、苦しむところは見せつつも、さらっと終わらせたんだと思う。

女の子だって戦いたいというコンセプトも、もういよいよ終わりを迎えるのかもしれない。
女の子はもう十分に戦っている。それは女の子自身もわかっている。そしてそれは肉弾戦である必要はないのだ。
今後は、いや今後も、プリキュアは多様性を重視していくんだと思う。
弁が立って、敵をまじめに論破しちゃうプリキュアや、勝ち負けじゃない、たとえば敵に料理をふるまって和解するプリキュアも現れるかもしれない。
この作品には、どんどん進化していってほしい。
既存のプリキュアらしさなんて捨てて、視聴者に新鮮な驚きを与えてほしい。
そんな風に思った。