映画HUGっと!プリキュア♡ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ 2/3, 3/3

映画HUGっと!プリキュアふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ 2/3, 3/3
結局のところ、映画を分割して見るのは消化不良になってしまいつらい。
先週も消化不良になってしまいそのままでは感想を書けなかった。
ミデンの真意が垣間見えて良かったけど…
物にこもった魂という意味でミラクルリープを思い出した。
あっちの方はこもりすぎた魂で、こっちは誰にもかまってもらえなかった魂だけど…
本当は、元々は、悪いやつじゃなかった、ってのは大事にしたいよね。

そして今週の最終話。怒濤の展開。
プリキュアがミラクルライトの力で記憶を取り戻して戦う。
楽曲があまりに秀逸で、各プリキュアの主題歌をメドレーにしたもので本当にすばらしい。作曲者の苦労がしのばれる。
今週は全員で必殺技を打って、最後エールが説得してミデンを成仏させて、最後ちょっとわちゃわちゃして終わってしまった。

そう、全員出席映画の尺の限界よね。
3分の1は全員出席シーンで時間が使われてしまうのよね。
自分としては、全員が活躍しているのはまあ…当然というか、各人のシリーズを見ればいいわけで、そんなに重要性を感じない。
それより、映画でしかできない世代間のコミュニケーションを見たいのよね。一瞬見られたけど、どうしても一瞬…。

映画としての物語性と、全世代のファンを喜ばせるネタを両立させるのはどうしても難しい。
小さい子向けの映画はそもそも時間が短い。
いろいろ総合していくと、春の3世代映画はほんと理にかなってたなぁ。
映画ならではの交流もできるし、お話も戦闘も作り込める。

さあ、今後の映画はどうなっていくか。
春映画はなくなってしまった。
近年の映画は最新とレジェンドの交流映画になっている。
自分はこの流れには少々懐疑的だ。
だって選ばれない過去キュアが生まれるじゃん?
5とハトキャに挟まれて選ばれないフレッシュが不憫でならないよ…

いろいろ試行錯誤することは良いことだと思う。3世代でも2世代でもいい。
でも、誰かが不憫になったり、誰かがひいきされたりするような作りはできるだけ避けてもらいたいなというのが本音です。
それがシリーズとして背負う歴史なんだと思います。
自分は浅いファンで、見たことのない作品が多くて、総集編映画で初めて見るプリキュアも多い。
そんな数少ない機会でいい印象を持たせてもらいたいな、なんてわがままを持っているのです。

次で20作品目かな?そろそろ転機なのかもしれないね。
ミュークルみっくすやプリマジでは、総集編やトーク回のような試みも見られる。
高品質なアニメーションを毎週提供するのは作り手側の負荷過多なのかもと最近感じてます。
それなら細々とでも進めていけるほうがいい。
アイカツプラネットを思い出してそう思います。地上波で続いてほしかった…。